脱毛サロンで脱毛してみたいけど、
肌荒れが怖くて迷っている…。
もし肌荒れしてしまった時はどうする?
肌荒れのリスクが低い、安全な脱毛サロンはどこ?
と、考えていませんか?脱毛サロンに興味はあるものの、まだ行っていないという人の多くが、理由として「肌荒れ」を挙げています。
肌が弱いので不安
脱毛して肌荒れしてしまった知人がいる
脱毛すると肌が乾燥しそう
ムダ毛はなくしたいけど、肌が荒れるのはイヤ!と思うのは、女性なら当然ですよね。そこでこの記事では、脱毛サロンの肌荒れトラブルについて特集していきます。
脱毛サロンの肌荒れトラブルって何?
肌荒れしてしまった時はどうすれば良い?
といった基礎知識から、肌荒れのリスクが低い脱毛サロンまで!肌荒れが心配で脱毛サロン通いをあきらめていた人は、ぜひ参考にしてください。
脱毛サロンで起こり得る肌荒れトラブル
脱毛サロンの光脱毛では、毎年少なくない件数の健康被害が報告されています。「独立行政法人国民生活センター」のデータをもとに、主なトラブルを解説します。(参考:独立行政法人国民生活センター)
皮膚障害
脱毛サロンの施術で肌荒れが起きたと相談した人のうち、半数以上が「皮膚障害」を訴えています。
痛み
かゆみ
ヒリヒリ感
赤み
などが挙げられる他、以下の事例も報告されています。
毛嚢炎(もうのうえん)
シェーバーによる傷
美容電気脱毛による炎症
このような症状は皮膚科を受診しなければならず、パーツによってはかなり深刻。万が一、顔に跡が残ってしまったら…と考えると、不安になってしまいますよね。
ただ、肌荒れの症状を感じた人のうち半数近くが皮膚科を受診していないというデータもあり、
様子を見ているうちにおさまったというケース
パーツを冷やしたり市販の薬を塗ったりといったホームケアで改善するケース
などが多いも考えられます。
熱傷
熱傷、いわゆる「火傷」ですね。こちらは、健康被害に遭ったという報告のうち約4割の数を占めています。火傷は、脱毛機の光の熱エネルギーによって起こされる肌荒れトラブルです。
後ほど詳しく説明しますが、脱毛機から照射される光は温度がとても高く、メラニン色素に吸収されるという特徴があるため、黒く太い毛や色素沈着している皮膚は、特に危険。高温の光を吸収し、熱傷を起こすリスクが高いです。
日焼け肌
デリケートゾーンの皮膚
ホクロやシミ
このようなパーツは、つねに火傷のリスクと隣り合わせ。デリケートゾーンの肌荒れは皮膚科を受診するのもためらってしまいますし、普段の生活にも支障をきたすので要注意ですね。
肌の乾燥
皮膚科での治療とまではいかなくても、肌の乾燥を感じている人も多数。熱傷と同様、これも脱毛機の光が原因です。温度の高い光を肌に当てれば、当然ですが皮膚の水分が奪われてしまいますからね。
脱毛サロンでは、施術前後に保湿ローションを塗ったりパックをしてくれるところが多いですが、普段の生活でも念入りな保湿は必須です!
脱毛サロンによっては、毎日のスキンケアに高額なサロンコスメを勧めてくるお店もあり、脱毛施術以外の出費がかさんでしまうことも…。肌荒れは絶対に避けたいですが、予定外の出費もできれば避けたいところですね。
脱毛サロンで肌荒れしてしまった時の対処法
さて、脱毛サロンの施術で肌荒れしてしまった時はどうすれば良いのでしょうか?一般的な対処法を紹介します。
※脱毛サロンによっては対応が異なることもあります。
肌荒れが起きたパーツを写真に残す
肌荒れと脱毛の因果関係をはっきりさせるためには、記録を残しておく必要があります。現代ではSNSの普及もあって、脱毛施術後の肌荒れに対して全くの知らんぷりということはないとは思いますが、念のため証拠を残しておきましょう。写真には残せないパーツ
背中
ヒップ
デリケートゾーン
などの場合は、
施術を受けた日や肌荒れを確認した日
肌荒れの具体的な症状
などを書きとめておくと良いですよ。
脱毛サロンに肌荒れを報告する
次回の来店までは待たず、肌荒れが起きたら脱毛サロンにすぐに連絡!できれば、肌荒れ症状が残っているうちに直接見てもらいましょう。脱毛サロンによっては、提携のクリニックを紹介してくれます。症状がひどい場合は、スタッフの付き添いなどもあるようです。
めったにありませんが、脱毛施術が原因とは限らないと突き放されるケースも…。その時は、記録用に撮っておいた写真を医師に見せて脱毛との因果関係を調べてもらってください。
皮膚科を受診する
脱毛サロンと提携しているクリニックがない場合、一般の皮膚科を受診することになります。かかりつけの皮膚科でももちろん良いですが、肌荒れパーツによっては女医がいるクリニックを選びたいですね。
この時、自由診療の美容クリニックを受診する必要はありません。皮膚障害・熱傷ならば一般皮膚科で充分です。脱毛施術が原因であることを前提にして、治療費の明細などはかならず取っておいてくださいね。
スタッフ
その後の対応は、肌荒れの程度や範囲によって脱毛サロンごとに異なります。契約前に、もし肌荒れトラブルが起きて皮膚科を受診した場合はどういう対応をするのか、きちんと聞いておくことをおすすめします。
肌荒れが起こるのは脱毛機の光の温度
肌荒れが起こる大きな原因は、脱毛機の光の温度です。
美容脱毛機の温度は平均70℃!
脱毛サロンで使用している業務用美容脱毛機の光の温度は、平均70℃程といわれています。普通だったら、触れない温度ですよね。その熱エネルギーが、体毛を通って発毛組織にダメージを与えることで減毛効果が得られます。
つまり、高い温度の熱が、皮膚の中まで浸透しているということなのです。一瞬でもその温度の光を肌に当てているのですから、強い刺激を感じるのは当然。
施術前のジェルやローション
照射前に肌を冷やす冷却機能
などでカバーしていますが、実際はかなり危険な温度なんですよ。痛みを感じるのも、皮膚の水分が奪われてしまうのも、当然といえば当然ですよね。
スタッフ
もっとも、すべての美容脱毛機が高温処理とは限りません。中には、体温と変わらないくらいの温度で施術ができる脱毛機もあります。
冷却ジェルに期待できる効果
脱毛サロンの脱毛でよく耳にするのが、冷却ジェル。照射の前に冷たく冷やしたジェルを塗り、痛みを抑えて肌を保護するためのものです。実際、冷却ジェルの上から脱毛機の光を照射した場合、痛みや刺激はかなり抑えられます。
ただし、冷却ジェルというと
ベタベタ感が不快
身体が冷える
施術時間が長くなる
無痛にはならない
といったデメリットもあり、苦手と感じている女性が多いようです。とはいえ、冷却ジェルがなければ脱毛機の光の温度を直で感じてしまうので、それも危険…。肌荒れをふせぐためには、仕方がないともいえるでしょう。
照射面が冷える脱毛機は肌荒れリスクが高い?
一方で、冷却ジェルを使わない脱毛サロンも増えてきています。冷却ジェル不要の脱毛サロンは、以下のどちらかに当てはまります。
脱毛機の光の温度が低い
照射面がマイナスまで冷える
照射面が冷えるのは、脱毛機の機能によるものです。熱い光を照射する直前に肌を冷やし、痛みを感じにくくしているんですね。
ただし、ジェルを塗らないということは、どれだけ痛みを感じなかったとしても肌荒れのリスクは減りません。肌を保護してくれるものがないので、他の脱毛機に比べて高リスクであるとも考えられます。
また、一瞬にしてもマイナスまで肌を冷やされることで「痛い」と感じる人も多いようです。
サロンコスメで肌荒れが起こることも
めったにないケースですが、脱毛サロンのオリジナルコスメで肌荒れが起こってしまうことも。脱毛機の跡やヒリヒリ感だけではなく、肌全体に違和感があった時は、それもきちんと記録を取ってサロンに相談すると良いですよ。
敏感肌で特定のコスメしか使っていない人
無添加コスメにこだわっている人
などは、契約前に必ず伝えましょう。脱毛サロンの中には、無料カウンセリングで施術時に使うジェル・ローションのパッチテストをしてくれるところもあります。
また、脱毛サロンからもらったサンプルコスメも、心配な人はすぐには使わず、ヒジの内側など目立たない箇所で試してから使ってくださいね。
脱毛サロン以外なら肌荒れしない?
脱毛サロンの光脱毛には、少なからず肌荒れトラブルのリスクがあることがわかりました。では、他の脱毛方法ではどうなのでしょうか?
医療レーザー脱毛
医療機関で受けられるレーザー脱毛なら、医師も看護師もいるから安心!と思っていませんか?実は、医療レーザー脱毛による健康被害もたくさん報告されています。
件数自体は脱毛サロンより少ないですが、レーザーによる「治療行為」なだけあって、被害は深刻なケースが多いです。医療レーザー脱毛による肌荒れ被害は、その半数近くが熱傷。約4割が皮膚障害を訴えています。
皮膚科を受診した件数も、
脱毛サロン・・・約6割
医療脱毛クリニック・・・約7割
経過観察やホームケアではおさまらないケースが多いことがわかります。
(参考:独立行政法人国民生活センター)
家庭用脱毛器
脱毛サロンにある業務用の美容脱毛機に比べ、パワーが弱い家庭用脱毛器。事故を防ぐために出力を弱くしていますが、それでも肌荒れの危険が全くないとはいえません。
家庭用脱毛器の中には、脱毛効果を上げるために、家電で許される範囲のMAXまでパワーを強くしているものもあります。だからといって、家庭用脱毛器には脱毛サロンでの施術レベルの効果は見込めません。
リスクはゼロではない
効果が低い
という結果になってしまうんですね。また、万が一肌荒れが起きた時でもメーカーによる保障はなく、自己責任扱いになってしまうケースがほとんどです。
脱毛クリームやワックス
それなら、光やレーザーを当てなければ安全なのでは?と思う人もいるかもしれません。ですが、それは大きな間違いです。
脱毛(除毛)クリーム…体毛を溶かす成分が入っているので皮膚に対しても危険
脱毛ワックス…体毛を根元から引き抜くものなので炎症が起きやすい
光脱毛やレーザー脱毛のような火傷のリスクはありませんが、クリームやワックスにもそれぞれの肌荒れトラブルリスクがあります。
それでいて、脱毛クリームは皮膚表面のムダ毛を溶かして見えなくさせるもの・脱毛ワックスは毛を根元から抜くものでしかありません。施術を繰り返すことによって毛が生えてこなくなる、光脱毛・レーザー脱毛とは根本的に違います。
決してノーリスクではなく、脱毛の本来の効果も全くない方法なので要注意ですよ!
肌荒れリスクが低い脱毛機の特徴と導入サロン
最後に、肌荒れのリスクが低いと思われる脱毛機と脱毛サロンを紹介します。脱毛による肌荒れが心配な人は、ぜひチェックしてくださいね。
SHR脱毛機
SHR脱毛は、低い温度の熱を毛包全体に蓄える仕組みです。蓄熱式脱毛とも呼ばれます。脱毛機によって多少の誤差はありますが、照射温度は平均して45℃程度。熱めのお風呂に浸かっている感覚でしょうか。
IPL脱毛とは違い、SHR脱毛はメラニン色素が脱毛機の光を吸収するものではありません。そのため、日焼けした肌や色素沈着パーツに光を当てても火傷のリスクがないんですね。毛が濃いパーツでも痛みを感じることは少なく、ストレスの少ない脱毛方法といえます。
SHR脱毛機の中でも、今もっとも注目すべきは【ルミクスA9】という機種です。電圧が他機種の2倍あるハイパワー脱毛機で、脱毛効果にも高い評価を得ています。
【ルミクスA9】を導入している脱毛サロン
ラココ
TEGOSHI BEAUTY SALON
メンズラココ(メンズ専門)
ROLAND BeautyLounge(メンズ専門)
ハイパースキン脱毛機
ハイパースキン脱毛の仕組みは、生える前の毛の発毛組織にダメージを与えて毛を生えさせなくするもの。脱毛ではなく、正確には「抑毛」となります。定期的な施術をやめると、再び毛が生えてくる可能性が高いといわれています。
ただ、ハイパースキン脱毛は痛みや肌荒れのリスクがほぼありません。処理温度は平均37℃で、体温とほぼ同じ。脱毛機の光には、フォトフェイシャルの光が3割含まれていて美肌効果にも期待ができます。
ハイパースキン脱毛機は、国内生産されているものは【カレン】のみ。大手脱毛サロンの他、個人サロンでも導入しているお店が増えています。
敏感肌・アトピー肌・子どももOKとされているため、他店で断られてしまった人がハイパースキン脱毛を選ぶことも多いようです。
【カレン】を導入している脱毛サロン
カレン
Dione
Men’sDione(メンズ専門)
まとめ
脱毛サロンの光脱毛にもさまざまな種類があり、選び方によって肌荒れリスクが高くもなり低くもなります。肌荒れが心配な人は、
SHR脱毛
ハイパースキン脱毛
がおすすめです。脱毛は、ムダ毛をなくすばかりではなくお肌もスベスベにならなければ意味がありません。ぜひ、低リスクで脱毛効果の高い脱毛サロンを選んで、安全な脱毛を始めてくださいね。