ミュゼプラチナムや脱毛ラボで受けられる、S.S.C.脱毛ってどういうもの？脱毛機は、どんなものを使っているの？
と、興味津々のあなた！
今回は、PSクリプトンの特徴やS.S.C.脱毛方式について、情報盛りだくさんでお届けしていきます。
こんにちは！脱毛機調査員の中岡ヒロコです。今日は、ミュゼプラチナムや脱毛ラボでしか体験できない、S.S.C.脱毛と脱毛機【PSクリプトン】について検証していきます！
S.S.C.脱毛って、なんの略なんですか？
正式名称は、S.S.C.M（スムース・スキン・コントロール・メソッド）。PSクリプトン独自の脱毛方法なのよ。
自分が求める脱毛効果が得られるかどうか、それは脱毛機にかかっています！
果たしてPSクリプトンは、みなさんが憧れる全身ムダ毛レスのツルスベお肌を叶えてくれるのでしょうか？まずは早速、スペックから見ていきましょう！
PSクリプトンのスペック
PSクリプトンは、イタリアの医療機器メーカーであるDEKA社が開発した美容脱毛機です。
| 脱毛方式 | S.S.C.M脱毛 |
| 照射口 | 12mm×40mm |
| 連射機能 | 1秒間に1ショット |
| 生産国 | イタリア |
| 販売会社 | 株式会社ウィズアス |
業務用美容脱毛機のほとんどは、キセノンフラッシュランプを使用していますが、PSクリプトンはオリジナルのクリプトンライトです。このオリジナルライトと専用ビーンズジェルとのWアプローチで、痛みの少ない脱毛を可能にしています。
PSクリプトンの特徴
では、PSクリプトンの特徴やメリットを1つずつ解説していきます！ミュゼプラチナムや脱毛ラボでの脱毛を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
画期的なS.S.C.M.脱毛
PSクリプトンが採用している脱毛方式は、オリジナルの「S.S.C.M.（スムース・スキン・コンロトール・メソッド）脱毛」といいます。
一般的な脱毛機での、光による発毛組織への攻撃という仕組みではなく、肌に塗ったジェルに光を当てて抑毛成分を発毛組織に浸透させ、負担なく脱毛を進めていくというスタイルです。IPL脱毛のような、毛根への直接攻撃がなくなったため、痛みや刺激が軽減されています。
なるほど。光による脱毛ではなくてジェルによる脱毛ということなんですね？
簡単にいえば、そうね。ただ、美容ライトには変わりがないし、他の脱毛機と同じ波長を持っているから、ジェルを塗らずに光を照射した場合は効果がゼロってことではないわ。
安定した光で効率よく脱毛
クリプトンライトの 「クリプトン」とは、空気中に存在している希ガスです。機械に負担なく安定した光の供給をキープできるため、マシン内部に熱がこもって照射を一旦中止するといったデメリットが、ほぼありません。
また、脱毛機のヘッド（照射口）が特殊な形状をしており、肌に反射した光を集めて再照射をするという「フォトンリサイクリング」を実現しています。この機能によって、光をムダにせずに効率よく脱毛を行えるのです。
すごい！脱毛機の光をリサイクルって、なんだかエコな感じですね！
フォトンリサイクリング機能を搭載しているのは、今のところPSクリプトンだけね。エコっていうのは違う気もするけれど……^^;
抑毛成分配合のジェルによる相乗効果
続いて、PSクリプトンの大きな特徴の1つである、専用ジェルにスポットを当てていきましょう。
ジェルの中には、トレジャービーンズというカプセルが無数に入っています。このトレジャービーンズに含まれているのが、抑毛効果が期待される有効成分のフィリニーブ。クリプトンライトの照射によってカプセルが割れ、フィリニーブが毛穴から浸透していくことで、ムダ毛の成長がさまたげられるわけですね。
これまでのように、毛根を無理やり傷つけて発毛をストップさせる脱毛とは違い、文字通り「コントロール」するというイメージです。
フィリニーブには、肌に優しい植物由来成分のほか、尿素やサリチル酸も含まれています。脱毛による肌トラブルが心配という人には、特におすすめですね。
美肌にも期待大
PSクリプトンの専用ジェルには、トリートメント効果も！
脱毛をすると、光の照射によって肌が乾燥したり、乾燥が進んでシワやたるみの原因になったりとマイナス面もあります。PSクリプトンのジェルには美容成分も含まれているので、肌トラブルをふせぎ、さらにキメ細かい美肌へと導いてくれるんですね。
ちなみに、乾燥したお肌よりも適度にうるおっているお肌の方が、脱毛効果を得やすいといわれています。
それはどうしてですか？
わかりやすい例え話として使われるのが、乾燥した土と湿り気のある土の違いね。雑草を抜く時、乾いた土よりも湿った土の方がすぐに抜けるでしょう？
なるほど～。PSクリプトンのジェルは保湿効果もあるから、脱毛がスムーズに進んでいくんですね。
PSクリプトンのデメリット
他の脱毛機にはないメリットがたくさんのPSクリプトンですが、デメリットもちらほら見受けられます。次は、PSクリプトンのちょっと残念な点を紹介していきます。
導入サロンが少ない
機械＆ジェルがセットになっているPSクリプトンは、 導入している脱毛サロンが非常に少ないです。
大手ではミュゼプラチナムと脱毛ラボのみ。個人経営のエステサロンでは、ほぼないといって良いでしょう。理由は、PSクリプトンのマシン本体価格が非常に高額であることが挙げられます。
PSクリプトンって、そんなに高いんですか……（ドキドキ）
そうねぇ。業務用美容脱毛機の中では、トップクラスといっても良いお値段ね。具体的な金額は伏せるけど、600万円以上は確実。
きゃー！それを全店舗で導入しているミュゼってすごいですね。200店舗近くあるのに。でも、考えてみたらミュゼも脱毛ラボも、正規コースのお値段って結構高いですもんね……。
そう、そこも残念ポイントの1つ。脱毛機が高いと、お店で提供している脱毛料金も高くなっちゃうのは仕方ないからね。
施術が速くない
PSクリプトンを導入している脱毛サロンでは、全身脱毛の施術時間を、平均して約90分と案内しています。
PSクリプトンは連射機能がないので、単発で丁寧に施術していくスタイルなんですね。さらにジェルの塗布や拭き取りの時間もあるので、実際には2時間近くかかると見た方が良さそうです。
打ち漏れなどのリスクは低いですが、施術時間が短い方が良いという人には、あまりおすすめできません。
受付や着替えを入れたら2時間以上になりそうですね。う～ん、ちょっと長いかな……。
PSクリプトンを導入している脱毛ラボは、ほとんどの店舗が22時まで営業しているけど、もし21時にお店に入っとしたら出るのは23時頃。休みの前の日じゃないと厳しいね。
冷却ジェルが必要
これも、PSクリプトンによる施術の大きなデメリット。実は、女性に不評の冷却ジェル必須なんです！
正しくは、PSクリプトンとセットのジェルが常温ではないということなのですが、体感としては冷却ジェルと変わりません。脱毛サロン側では、施術室やベッドを温めるなど工夫をしてくれていますが、 肌に直接塗るジェルが冷たいというのは、女性にとってかなりのマイナスポイントになってしまいますよね。
最近は、冷却用のジェルを使うサロンは減ってきていますが、PSクリプトンでの脱毛を希望するなら、冷却ジェルもセットになっていると考えた方が良さそうです。脱毛は1シーズンでは終わりませんから、真冬に通うことも念頭に置いてくださいね。
産毛の脱毛ができない
PSクリプトンは、産毛の脱毛ができません。
IPL脱毛じゃないのにどうして？と思われるかもしれませんが、結局のところ、成長期の黒い毛をターゲットに脱毛をするという性質には変わりがないのです。
顔背中腕や脚の裏側手足の甲指BODY部分この辺りは、照射を重ねてもツルスベにするのは難しいといえます。
ちなみに、ミュゼプラチナムにはもともと顔脱毛コースがありません。全身脱毛の範囲にも、顔パーツは含まれていません。
脱毛ラボには顔脱毛がありますけど、やっぱり無理なんでしょうか？
同じ脱毛方式である以上、産毛の脱毛には期待しないほうが良いでしょうね。
肌質によっては照射不可
産毛の脱毛ができないということは、体毛のメラニンに反応する仕組みです。つまり、肌に含まれたメラニン色素にも反応してしまうため、肌に色が濃い部分には照射ができません。
PSクリプトンを導入している脱毛サロンでは、以下のケースを施術NGとしています。
日焼け肌ホクロシミ色素沈着（VIOの黒ずみなど）脱毛期間中に日焼けをすると、肌が落ち着くまで施術ができないということもあります。真夏は海やプールで遊びたい！という人は、要注意ですよ。
減毛？制毛？S.S.C.M.とは
PSクリプトンのデメリットを調べてみると、 S.S.C.M.脱毛方式という新しい脱毛方法とはいっても、結局はIPL脱毛と同じなの？と不思議に感じてしまった人もいるのではないでしょうか？
結論からいうと、S.S.C.M.とIPLは別物です。
IPL脱毛は、体毛が光を吸収して毛根にダメージを与えますが、S.S.C.M.脱毛はあくまでもジェルを肌に浸透させて脱毛をうながす方法です。ただ、光の影響を受ける体毛の質が「成長期の黒い毛である」というところが共通点なのです。
では、ジェルによる脱毛というのは本当に効果があるのでしょうか？
実のところ、PSクリプトンを取り扱っている株式会社ウィズアスの公式サイトでは、「オフ・ヘア（制毛）」という言葉を使っています。 光のパワーで体毛を弱らせて発毛をストップさせるのではなく、発毛をコントロールするということなのです。
ちょっと難しいけれど、結局のところ他の脱毛方式に比べて効果は高いんですか？低いんですか？
高いとはいえない、と私は思う。定期的にジェルを肌内部に取り入れることで発毛をコントロールするわけだから、脱毛コースが完了した後のことを考えると……ね。それに、S.S.C.M.脱毛はまだ広く普及していないから、実績の面でも心配といえば心配。
PSクリプトンを導入している脱毛サロン
ではここで、PSクリプトンを導入している2大脱毛サロン、「ミュゼプラチナム」と「脱毛ラボ」を紹介します。
ミュゼプラチナム
期間限定の激安キャンペーンや便利な公式アプリなど、つねに目を引く存在であるミュゼプラチナム。全国に198店舗展開しているなど、脱毛業界をリードしている老舗脱毛サロンです。
顔をのぞく全身脱毛から、腕や脚のセット脱毛、VIO脱毛といった多彩なメニューも魅力。月額プランはなく、正規の料金は少々お高いですが、平日の昼間限定の安いプランもあるので気になる人は要チェックです！
脱毛ラボ
脱毛サロンに月額制を取り入れた最初のサロンが脱毛ラボです。ムダ毛に悩む女性なら、どんな人でも気軽に来られるようにとの思いを実現し、現在にいたるまでリーズナブルな脱毛価格をキープしています。
1回の来店で全身１／14パーツの、ゆっくりペースの全身脱毛月額プランの他、1回で全身まるごと施術OKの回数パックプランも。ライフスタイルとお財布事情に合わせて通うことができます。
他のサロンにはない、さまざまな割引キャンペーンもぜひチェックしてみてくださいね。
脱毛効果に対する口コミ
最後に、ミュゼプラチナムと脱毛ラボの口コミをまとめて見ていきましょう。脱毛効果に関するものだけをピックアップしました。
腕や脚はほとんど痛みもなく、スムーズな感じだった。
ジェルが冷たい……。
施術後、肌がモチモチになっているのが嬉しい。
背中やお腹の毛が完全にはキレイにならない。VIOをハイジニーナにしたかったけど、粘膜の近くには照射できないといわれてしまった。
期待したほどしっかり脱毛できないし、時間もかかるのでサロンを乗り換えようかと思っています。
肌に優しいのは良いけど、もっと毛が抜けてほしい。
サロンのホスピタリティに満足している口コミは、それぞれのサロンで多く見られましたが、 肝心の脱毛効果となると、PSクリプトンのデメリットが前面に出てしまっている印象です。
ストレスのない脱毛サロン通いも大事ですが、効果を求めるならPSクリプトンでは、やや弱いかもしれませんね。
まとめ
知名度のある大手脱毛サロンのミュゼプラチナムと脱毛ラボですが、導入している脱毛機【PSクリプトン】では、全身ムダ毛レスを叶えるのは難しそうです。
特に、産毛もすっきりキレイにしたいという人は、メラニン色素に反応しない脱毛機を導入している脱毛サロンを選んだ方が良いかもしれませんね。
毛質に関係なく脱毛できるといえば、SHR脱毛ですよね！S.S.C.M.脱毛にも魅力はありますけど、全身ツルンな手触りにするまでは、ちょっと厳しそうですもんね。
もちろん、脱毛＋トリートメント効果を求めるならS.S.C.M.もおすすめ。でも、サロン通いをやめた時に、光とジェルでのお手入れが一気にできなくなるわけだから、制毛効果の持続という点でも不安が残るわね。
あなたがどんな肌になりたいか、どんな脱毛機なら理想を叶えられるか、まずはしっかり考えて脱毛サロンを選びましょう。効果に直結するのは、エステティシャンの技術よりも脱毛機。いろいろな脱毛方法と脱毛機を比較して、あなたにぴったりの脱毛サロンを見つけてくださいね。